アフターピルの普及と血栓症の副作用について

アフターピルというのは別の方法で避妊に失敗してしまった場合などに、望まない妊娠を避ける目的で、緊急用として服用する経口避妊薬のことをいいます。
現在では産婦人科を受診すればどこであっても手に入れることができるくらいに普及しているものです。
お腹をさすっている妊婦かつては計画的な避妊に用いられる通常のピルでさえなかなか国内での医薬品としての承認が下りず、普及どころの話ではなかったのですが現在ではそのような心配は必要なくなりました。
経口避妊薬、いわゆるピルについては、普及とともに副作用の問題というのも考えられはじめるようになりました。特に大きな副作用としては、血栓症のおそれというのが挙げられます。
血栓症は血のかたまりが血管をふさいで栓をしてしまったような状態になるもので、当然ですが、ふさがってしまった部分の血管は血液の流れが極端に悪くなるか、あるいはまったく血液が流れなくなってしまいます。
そのため、その先にある組織では栄養や酸素を血液のなかから受け取ることができなくなり、手足がしびれる、胸が突然苦しくなるといった症状があらわれ、放置すると大変なことになってしまいます。
アフターピルについてはその性質上、一度限りで使用するものですので、あまり血栓症の心配はする必要はありません。
しかし、アフターピルを含む「ピル」の中には、緊急避妊専用につくられたものと、一般の計画避妊用のピルを転用して処方量だけを変えたものの両方が含まれています。
計画避妊用のピルであれば、血栓症についての心配は念のためしておいたほうがよいといえますので、前述のしびれなどの症状があれば、すぐに医師に相談するのが適切といえます。